東京電力は27日、福島第一原子力発電所の敷地内土壌から、原子炉の運転で生成される
放射性物質アメリシウムとキュリウムをごく微量検出したと発表した。
事故に伴う核燃料の損傷で放出されたとみられる。
東電によると、土壌は敷地内の2地点で、3月28日に採取された。うち1号機の西北西
約500メートル地点の土からは、1キロ・グラムあたりアメリシウム241が0・033
ベクレル、キュリウム242、243、244が0・2〜4ベクレル検出された。量は通常
の土壌から見つかるのと同程度という。この土からは、微量のプルトニウムやウランも
見つかっている。
▽読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110427-OYT1T00904.htm