★在日韓国人人権講座:「外国人に参政権を」 コラム連載・李さんら−−富山 /福井
・在日韓国人の人権について考える講座「どうなっている? 参政権・国籍条項」が23日、
富山市内で開かれた。
連続講座「韓国併合100年@とやま」(「コリア・プロジェクト@とやま」主催)の第2期企画の
初回で、韓国民団富山県本部長の宋勇(ソンヨン)さんと、福井市の詩人、李龍海(イヨンヘ)さんが
現状と課題を語った。
日本では永住外国人に参政権を認めず、95年に参政権の付与を許容した最高裁判決後も
立法化は進んでいない。宋さんは「地方参政権は住民としての権利。日本国籍取得は祖先に
つばするようなことで到底できない。真の国際化のためにも日本はこの問題を避けて
通るべきではない」と主張した。
李さんは毎日新聞福井面でコラム「在日からの声」を連載。主に自治体の職員採用、
任用における国籍条項問題に取り組んでいる。日本国籍を受験資格とする「国籍条項」は、
法律ではなく53年の内閣法制局見解を根拠としていることを示し、現在は全自治体の
3分の1が一般職のみ撤廃していると説明した。県内自治体では県とあわら市が撤廃しておらず、
「職業選択の自由の観点からも撤廃すべきだ」と訴えた。
次回は6月25日午前9時半から、富山市湊入船町のサンフォルテ。ビデオ「そして僕は
日本で生まれた−在日コリアンのルーツ探し」を上映。参加費1000円。
問い合わせは堀江さん。(一部略)
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20110427ddlk18040602000c.html