【徳島】三陸ワカメ復活支援…鳴門町漁協が種苗生産倍増

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東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた国産量トップの「三陸ワカメ」復活を支援しようと、徳島県鳴門町漁協(鳴門市)
所属の種苗を生産する20戸が、宮城県に例年の倍の10万メートル提供を目指す。

県が21日開いた「緊急連絡調整会議」で要請し、同漁協が応えた。種苗栽培には5月から約5か月間かかるため、
提供は早くても12月頃になりそう。

「三陸ワカメ」は、国産ワカメの生産量の約8割を占めているが、大震災の津波は宮城、岩手両県で、多くの養殖施設を
陸に打ち上げ、壊した。ワカメを植え付けたロープは絡まり、作業用の漁船も失われた。

このうち、岩手県は天然ワカメを種苗にしているため、それらが無事なら自力で復興できるという。一方、宮城県は、
ワカメ養殖の施設新設が比較的安く、1年で収穫できることから、養殖した種苗で早期復興を期待。宮城県漁協も
今秋までの復興を目指し、鳴門から毎年仕入れている量の倍の種苗10万メートル(種苗枠6000枚分)を提供して
くれるよう徳島側に求めてきた。

会議では、県が種苗の増産を県漁連や種苗生産者に打診。鳴門町漁協の福池昌広組合長が、「養殖施設の能力
から増産は簡単ではないが、できるだけ支援したい」と応じ、「漁師はこれまで助け合ってきた。東北には養殖で
つながりのある人も多い。どうにか助けたい」と述べた。来週中にも組合で部会を開き、支援を決めるという。

(2011年4月23日16時01分 読売新聞)

ソース:
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110422-OYT1T00122.htm