【裁判】踏切待ちの歩行者に突っ込み、電車にはねられ2人死亡 車運転の歯科医「意識失う持病」 無罪を主張…津地裁四日市支部

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1道民φ ★

車運転の歯科医「意識失う持病」無罪を主張 踏切2人死亡

  三重県四日市市の近鉄線踏切で昨年末、2人が電車にはねられて死亡した事故で、
  乗用車を運転中に意識を失ってこの2人に追突したなどとして自動車運転過失致死傷の罪に問われた
  同市羽津中の歯科医、池田哲被告(46)の初公判が20日、津地裁四日市支部(福井健太裁判官)で開かれた。

  池田被告は起訴内容について「事故の結果は客観的事実だが、過失についてはよく分からない」と述べ、
  弁護人は「被告は意識を失う持病があったが、医師から明確に告げられず、事故を予見できなかった」として無罪を主張した。
 
  検察側冒頭陳述によると、池田被告は持病のため、本来は運転を控えるべきだったのに車に乗り、
  昨年12月30日午後1時半ごろ、発作を起こして意識を失い、自転車に乗って踏切待ちをしていた3人に追突。
  医師の中本勝昭さん=当時(40)=と中国籍の王定祥さん=同(23)=の2人を電車に衝突させて死亡させ、
  もう1人の男性を転倒させ、軽傷を負わせたとしている。

  検察側は「被告は(事故前に)約20回は発作を起こしており、医師や妻に車に乗らないようたびたび忠告されていた」と指摘。

  弁護人は「発作が日中の活動中に起きたことはなかった。医師から車の運転を差し控えるように指導されていたのは、
  薬の副作用で眠気が襲うのを避けるためだと思っていた」と主張した。

産経新聞 2011.4.20 13:11
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110420/trl11042013160000-n1.htm