韓国の農林水産食品省は17日、東部の慶尚北道・永川の養豚農家で家畜の伝染病、
口蹄疫(こうていえき)が発生したと発表した。韓国で猛威をふるった口蹄疫の拡散は、
ワクチン接種などの対策でようやく落ち着きを見せていたが、最後の殺処分から26日ぶりに再び発生した。
同省当局者によると、すでにワクチンを接種した豚6頭が、
これまで全国で見つかったのと同型の口蹄疫と判断された。
同省は「今後も慶尚北道を中心に口蹄疫が広がる恐れがある」としており、
6頭の殺処分や養豚農家の移動制限に加え、全国の地方自治体に家畜の観察や
一斉消毒などの防疫対策を強化するよう呼びかけた。(ソウル=箱田哲也)
2011年4月17日17時31分
http://www.asahi.com/international/update/0417/TKY201104170150.html