【原発問題】公益財団法人に認定の原子力安全研究協会「国家の危機にお気楽宴会」[11/04/17]

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1ウルフ金中φ ★
◆原子力安全研究協会「国家の危機にお気楽宴会」

 福島第一原発1号機の建屋近くにある地下水の排水設備の水から、法定限界値の1万倍の濃度に
あたる放射性ヨウ素が検出されたと発表があったのは、3月31日のこと。その翌日の4月1日に、ある公益
財団法人の集まりが催されていた。

「夜の6時半から、都心の有名中華料理店で、『原子力安全研究協会』の宴会が開かれていたんです。
理事長を含めた上層部から、新入職員など、総勢50名ほどが集まりました」(協会関係者)

『原子力安全研究協会』は、昭和39年に設立された。この3月末までは、原子力安全委員会の松浦
祥次郎元委員長が理事長を務めていた公益財団法人だ。現理事長は、東洋大学の計算力学研究
センター長も務める、矢川元基氏である。主に、経済産業省、文部科学省の管轄のもと、国や民間企業の
委託を受け、原発の安全性をテーマにした研究を行っている。

「今回の事故では、『原子力安全研究協会』の職員は、福島第一原発で作業に当たった消防士の被曝量
を測定する職務を担当していました」(協会職員)

 そうともなれば、原発事故以来、協会職員らはさぞや気の休まらない日々を送ってきたに違いない。
しかし、協会員にはそんな緊張感はなかったと、その場にいた関係者は話す。

「理事らの挨拶が済むと、立食形式の宴会が始まりました。もちろん、中華料理の他に、ビールなどの
アルコール類も出され、会場内のあちらこちらで笑い声が上がっていました。理事らもリラックスした様子
でしたね」

>>2以降に続きます

画像:クイッと酒を飲む職員。この日、協会は政府より公益財団法人に認定された
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/f/7/270/img_f78d2ffe9f0033878a09c9b7fa7f9c9514541.jpg

ソース:現代ビジネス(フライデー)2011/04/17
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2440
2ウルフ金中φ ★:2011/04/17(日) 22:44:26.21 ID:???0
>>1から続き

 現在、原発が世界中を戦慄させている中、その安全性を研究している面々とは思えないほど、お気楽な
様子である。その後、矢川理事長は、2時間ほど宴を楽しむと、夜8時半頃、マスクをつけて一人店を
後にしている。

 同協会の専務理事であり、宴会の幹事を務めていた渡貫憲一氏は、会の趣旨をこう主張する。

「うちの協会で大きな人事異動があったんです。なかなか発表する機会もなかったので、コミュニケー
ションを円滑にとるためにも、理事や職員みんなで食事でもしたらどうか、と思っただけですよ。あくまでも、
人事発表≠ニいう意味合いです。それが悪いことでしょうか? 後ろめたいことは、何もしていません」

 矢川理事長も、本誌の直撃取材にこう答えた。

「あくまでも、人事異動を発表するための個人的な会≠ネんです」

 だが、反原発の立場を取る作家の広瀬隆氏は憤りを隠さない。

「彼らは、原発安全を掲げた組織の人間ですよ。その原発が事故を起こし、国民に多大な心配を与えて
いる。よく平気で酒を飲めますね。それに、協会の人事異動を知らせる会を、あくまで個人的な会
と主張するのは不自然です」

 人事発表なら職場でやればよさそうなものである。加えて、花見の自粛が取り沙汰されている、世間の
自粛ムードは、福島第一原発の事故が原因であることは明らかだ。仮にも国の委託を受け、その予算で
原発の安全性の研究を行う公益財団法人なら、こんな時こそ一層の配慮がほしいのではないだろうか。

>>3以降に続きます
3ウルフ金中φ ★:2011/04/17(日) 22:44:45.78 ID:???0
>>2から続き

写真:夜8時半過ぎに、宴会場を出る矢川理事長。4月から現職に就いた氏だが、原発安全性の研究を
主な事業とする協会の今後は如何に?〔PHOTO〕西原秀(以下同)
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/9/6/600/img_96b9fd498759280b573cb6596eb826a235609.jpg
テンポよく杯を空ける。会場内からは、原子力問題を忘れさせる笑い声が漏れていた
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/f/5/300/img_f526238cc9d4977672b4b15db07aaed513119.jpg

(以上)