東京都のホームレス(路上生活者)の人数が、大阪府を抜き、2672人と全国で最多となったことが15日、厚生労働省の
全国調査で明らかになった。全国の総数は1万890人で、前年比17%減。平成15年の調査開始以来、減少傾向が続いて
いる。
厚労省によると、調査は今年1月、全国の市町村職員が公園や河川、路上、駅舎などを巡回して目視で確認した人数を
集計した。
都道府県別では東京都が最多で2672人。次いで大阪府が2500人。神奈川県(1685人)、愛知県(644人)、埼玉県
(497人)が続いた。
前年トップの大阪府は3338人から25%減。東京都も3125人から15%減らしたが、大阪の下げ幅が大幅に上回った。
大阪府の担当者は「月に1度の巡回を行うなどして、『畳に上がって欲しい』と訴え、支援を続けてきた結果」と調査結果を
歓迎。一方の東京都は「人口が多いのだから自然。東京も減っている」とした。
全体の内訳は男性が1万209人、女性が315人、不明が366人。都市部に集中しており、東京23区と政令市だけで
7694人と約7割を占めた。
ソース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110415/trd11041522010021-n1.htm