【技術】 メガネなしで3D画像を実現。iPad2などで…仏の研究チーム(動画あり)

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1☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★
・米Apple社『iPad 2』などのタブレットで3D画像を実現するには、専用ディスプレーなどの
 特別な対応は必要がないことが分かった。フランスの研究チームが、『iPad 2』のフロントカメラを
 利用したディスプレーの3D化に成功したのだ。

 仏グルノーブル情報学研究所の人間・コンピューター相互作用エンジニアリング研究グループ
 (IIHM)のチームは、iPadに搭載されたフロントカメラを活かし、巧妙な頭部追跡ソフトウェアを
 利用して、メガネなし・リアルタイムの3D画像を実現させた。

 このシステムは「頭部連結パースペクティブ」と名付けられており、ユーザーの頭の動きを追跡
 することで3D画像を見せてくれる。このシステムが実現する3D画像は、ユーザーの側に飛び出して
 くるというよりは、画面の奥に向かって広がっていくように見えるもので、窓を覗き込む感覚にちょっと
 似ている [以下の動画]。

 iPad以外のApple社製品でも、『iPhone 4』のようにフロントカメラを搭載した端末ならば利用できる。
 これまでにも、iPadを3Dモデリング・ツールとして利用できるアプリケーション(日本語版記事)や、
 3D効果をもたらすiPhoneアプリやゲーム用のアクセサリーが、完成度はまちまちだが登場していた。
 『Kinect』の開発に関わったJohnny Chung Lee氏も、過去に同じような頭部追跡システムを完成
 させているが、こちらはハードウェアへの依存度が高く、『Wiiリモコン』と赤外線対応ゴーグルの
 装着が必要となる。

 IIHMの頭部連結パースペクティブは、現在はまだ技術デモの段階だが、将来的には本格的な
 『iOS』アプリとなる可能性がある。
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110414/359457/

※動画:http://www.youtube.com/watch?v=bBQQEcfkHoE