【原発問題】福島県飯館村のシイタケ農家「補償どこまでできるんだ」[04/14 01:00]

「補償どこまでできるんだ」　シイタケ摂取制限の農家　飯館村
2011.4.14 01:00

　林を分け入ると一面に数千の丸太が並べられ、ところどころからシイタケが顔を見せていた。

　「この時期を待って買いに来る人もいるのに」。政府が１３日、露地栽培のシイタケに
摂取制限指示を出した福島県飯館村。農家の男性は「とにかく悲しい」と肩を落とした。

　まだ小さいシイタケにいとおしそうに目をやる桑折光さん（６９）。村によると、
村内には１０軒のシイタケ農家があり、村全体の年間売り上げは約２７００万円という。

　村産業振興課の担当者は「シイタケはこれから収穫時期で、あてにしていた農家は多い。
生活への影響は大きい」と話す。

　桑折さんは稲作も手掛けるが、村は全農産物の作付けを断念することを決めており、
収入源が絶たれてしまう。「国や東電は補償すると言うが、どこまでできるんだ」と声を荒らげた。

産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110414/dst11041401010011-n1.htm