清水社長、11日にも福島訪問=原発事故を謝罪−東電
東京電力は10日、東日本大震災の発生から1カ月となる11日に、清水正孝社長が
福島第1原発が立地する福島県を訪問し、放射能漏れ事故について謝罪するとともに
同社の事故対応を説明する方向で調整していることを明らかにした。
関係者との会談の調整がつかない場合は、都内の本社での記者会見を検討する。
原発事故で周辺住民らに多大な迷惑を掛けている事実を踏まえ、自ら福島県に足を運んで謝罪し、
地元の声を聞くことが必要と判断した。
震災後、清水社長が公の場に姿を見せるのは、震災2日後の3月13日に記者会見して以来となる。
清水社長は震災後、政府と東電の事故対策統合本部の副本部長に就任。しかし、その後に体調を崩し、
高血圧とめまいで先月29日から今月6日まで都内の病院に入院した。統合本部の副本部長は
勝俣恒久東電会長に代わり、同社は会長が実質的に指揮する体制となっている。
そうした状態に対し危機管理上、問題があるとの批判が高まっていた。(2011/04/11-00:27)
時事ドットコム
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