首相官邸に「開かずの扉」がある。5階の首相・菅直人の執務室。
3月11日の東日本大震災発生後しばらくは早朝から深夜まで怒号が
響いていたが、震災から1カ月を迎える最近はトンと静かになった。中の様子はどうなっているのか。
官僚の足遠のく
「やっと精神的な安定期に入った」「気力がうせているのではないか」−。
そんな臆測が乱れ飛ぶ。各国外交官も政府関係者に「首相は本当に大丈夫なのか」と真顔で問い合わせてくるという。
なぜ扉が開かないのか。理由は一つ。よほどの緊急時でない限り、
誰もノックしようとしないからだ。官僚であろうが、政務三役であろうが、誰かれかまわず怒鳴り散らす。
ある官僚は東京電力福島第1原子力発電所の事故の最新状況の報告に入ったところ、菅から頭ごなしにこう言われた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110410/stt11041000390000-n1.htm