【社会】塀の中からも善意 網走刑務所の受刑者が作業報奨金から義援金

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1シーツちゃんφ ★
塀の中からも善意 網走刑務所の受刑者が義援金

東日本大震災を受けて、網走市の網走刑務所(中原孝文所長)でも、
省エネや震災被害者支援の動きが始まっている。

同刑務所では震災翌日の3月12日から刑務所内の暖房を通常の18度から16度に引き下げた。
官給品で支給するせっけん、ちり紙の節約のほか、通常の1割減となる節電や節水にも取り組んでいる。
被災者のおかれた状況を説明しながら「私たちでも出来ることを」と一斉放送で協力を求めたところ、
受刑者からの不満は出ていないという。

一方、受刑者からの自主的な募金も寄せられ、7日現在で115件、総額で37万2千円が集まった。
義援金として日本赤十字社に贈られた。
募金は木製玩具や食器、花瓶などの製品づくりで受刑者が得た作業報奨金(月額3500〜1万3000円)
から支出したものだという。
また、278人の刑務官で総額で30万円の募金も集めた。

鈴木君彦・総務部長は「こういう時だからこそ、節電、節水で得た余剰は国庫に返納する方針だ。
震災への受刑者の関心は高い。罪を償う身だが、情には厚い連中です」と話した。

▽ ソース アサヒ・コム
http://www.asahi.com/national/update/0408/HOK201104080007.html?ref=rss
http://www.asahi.com/national/update/0408/images/HOK201104080006.jpg