【徳島】「ここは避難所ではない」 大津波警報発令中、市職員かたる男女が避難所指定の県立高校への住民の立ち入りを拒む 小松島市

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1西独逸φ ★
東日本大震災の発生翌日の3月12日、まだ大津波警報が発令中で徳島県小松島市が避難勧告を出している中、
市が避難所に指定している同市日開野町の県立小松島高で、避難しようとした住民が断られるトラブルがあった
ことがわかった。

読売新聞の取材に、同校は「市の職員だという男女が『避難所ではない』との看板を立てたようだ」と説明し、
市は「そんな対応をした職員はいない」と反論。結局、原因はわからず、住民らは非常時の対応に疑問と不安感を
抱いたままだという。

同校は耐震構造を備えて2005年に改築され、暖房も完備。11日は午後11時頃まで教室に計約200人の住民が避難し、
教職員が徹夜で泊まり込むなど対応したが、12日にはほとんどの住民は帰ったという。

市によると、12日も午後まで避難勧告を出していたため、住民が改めて同校に避難しようとした。ところが、
一組の男女が正門前に、「うちは避難所じゃありません。(近くの)南小松島小に行ってください」などと書かれた看板を立て、
次々訪れる住民に、「校内に立ち入らないでください」などと避難を拒んだという。

一方、同校は「12日の昼前に正門の前で看板を見つけ、横にいた男女に聞くと、『市のミリカホールの職員だ。
市の防災の方から正午までは看板を置くように指示されている』と答えた。市の方針だと思った」としている。

後日、住民から市に「高校は避難所じゃないのか」と問い合わせがあり、トラブルが発覚。市防災監理課は看板や
男女について、「避難を断るような指示はしていないし、そんな職員もいない」としている。

同市の担当者は6日、県や沿岸市町との意見交換会でこのトラブルを報告。「高校は県教委の所管なので、
市からなかなか意見を言いにくい。もっと行政間で情報を共有していれば、避けられた問題では」などと不満を述べた。

ソース
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110407-OYT1T00263.htm?from=main5