【原発問題】 放水口付近、濃度限度の“600倍”の放射性ヨウ素検出…汚染水放出が影響 東電

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1月曜の朝φ ★
 福島第1原発の事故で、東京電力は6日夜、低レベルの放射能汚染水の放出を
続けている5、6号機の放水口北側で、国が定める濃度限度の600倍の放射性ヨウ素
131を検出したと発表した。同社は汚染水放出との関係を認めたが、「まだ評価が
できていない」として具体的な説明を避けた。

 東電によると、放射性物質が検出されたのは5、6号機の放水口から北側
約30メートルの海水。5日午前9時15分に限度濃度600倍のヨウ素131が検出
されたほか、セシウム134が同220倍、セシウム137が同140倍だった。同日
午後2時半時点でも、ヨウ素131が同400倍、セシウム134は同130倍を検出した。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「何らかの影響を受けていると
考えられる」と述べたが、「どう影響を与えているかは今後の推移を観察したい」
と話すにとどまった。

 同社は4日夜から、5、6号機のディーゼル発電機などが水没する恐れがある
として、「サブドレンピット」と呼ばれる設備にたまった低レベル放射能の地下水を
放出している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000153-jij-soci