福島第一原発2号機の取水口付近の立て坑(ピット)の亀裂から
高濃度の汚染水が海に流出し続けている問題で、政府の原子力災害対策本部が
3日、東電が実施した汚染水の分析の途中経過を、誤って首相官邸の
ウェブサイトに載せ、11時間後に削除していたことが分かった。
削除されたデータは、汚染水に含まれる放射性物質の種類と濃度。
東電の汚染水の分析を巡っては、十分精査しないまま公表したデータの撤回が
相次いでおり、経済産業省原子力安全・保安院は「最終的に間違っていたら、
さらに信頼を失う」として同本部に削除を要請した。
東電と政府のずさんな情報管理態勢が改めて問われそうだ。
ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110404-OYT1T00095.htm