いわき シイタケ出荷自粛要請
4月3日 23時39分
福島県いわき市で採れた露地栽培のシイタケから国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されため、
福島県はいわき市内のすべての農家に出荷の自粛を要請しました。
放射性物質が検出されたのは、いわき市で1日に採れた露地栽培のシイタケで、放射性ヨウ素が
国の暫定基準値の1キロ当たり2000ベクレルを上回る3100ベクレル検出されたほか、
放射性セシウムも暫定基準値の1キロ当たり500ベクレルを上回る890ベクレル検出されました。
きのこから放射性物質が検出されたのは初めてですが、屋内で栽培されたシイタケやナメコ、マイタケ、エノキダケは、
いずれも基準値を超える放射性物質は検出されませんでした。シイタケから国の暫定基準値を超える放射性物質が
検出されたことについて、3日夜に記者会見した福島県農林水産部の鈴木義仁部長は「国からは対応について
指示はなかったが、県独自の判断で、いわき市内に23あるシイタケ農家に出荷の自粛を要請した」と述べ、
市内のすべての農家に対して出荷の自粛を要請したことを明らかにしました。これまでのところ、
震災後露地栽培のシイタケは出荷されていないということです。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110403/k10015079991000.html