SDメモリカードやコンパクトフラッシュなど、
フラッシュメモリ製品でおなじみのハギワラシスコムが民事再生法の適用を申請しました。
詳細は以下から。
株式会社ハギワラシスコム | TEIKOKU NEWS ONLINE
帝国データバンクによると、ハギワラシスコムが本日3月31日に名古屋地裁へ
民事再生法の適用を申請したそうです。負債は約100億円。
ハギワラシスコムは1953年6月創業で、当初は精錬所として鉛や亜鉛、
鉛合金などの非鉄精錬を中心に手がけていたメーカーですが、1990年代に
企画・開発を自社で行い、製造はすべて外注に依存するファブレスの業態に転換。
同社のフラッシュメモリ製品は誤作動が少なく、大手メーカーや家電量販店をはじめ、
約1000社の取引先を持つなど、事業を拡大しており、利益率の高いメーカー向けの
販売が増加した2006年5月期には年売上高約305億6600万円をあげていたとのこと。
しかし、昨今は競合激化による販売単価の下落などから損益面が悪化し、
利益率の低い量販店向けの販売を縮小したこともあって2010年5月期の年売上高は約246億6900万円まで減少。
さらにメーカーへの販売比率が増加したことから回収期間が長期化して
資金繰りが悪化したため、仕入先に対し支払の延長要請をするなど、余裕を欠いた
経営が続いていましたが、資金繰りが限界に達したため、
今回の民事再生法の適用申請に至ったとされています。
イカソース
http://gigazine.net/news/20110331_hagiwara_syscom/