北沢防衛相は29日午前の閣議後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所で見つかった
高濃度の放射性物質を含む水の処理について、「一義的に東電中心にやると思うが、
自衛隊の力が必要になる合理的な理由があれば積極的に対応していく」と述べ、
自衛隊の活用もあり得るとの考えを示した。
また、政府が住民の自主避難を促している同原発から20〜30キロ・メートル圏内の屋内退避区域について、
「避難がどうしても必要だという時のことも考え、態勢だけはしっかり組んでおく」と述べ、
自衛隊の輸送態勢を整えておく方針を明らかにした。
(2011年3月29日10時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110329-OYT1T00307.htm