【原発問題】事故対応遅れ 3/12の菅首相視察が原因か [3/28 7:41]

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2道民φ ★
〜つづき〜

  この後、2号機の原子炉圧力容器内の水位が安定したが、12日午前1時前には1号機の原子炉格納容器内の圧力が異常上昇。
  4時ごろには1号機の中央制御室で150マイクロシーベルトのガンマ線、5時ごろには原発正門付近でヨウ素も検出された。

  事態悪化を受けて東電幹部と班目氏らが協議し、1、2号機の炉内圧力を下げるため、ベントの必要性を確認、
  4時には保安院に実施を相談。また菅首相は5時44分、原発の半径10キロ圏内からの退避を指示した。

  だが東電がベント実施を政府に通報したのは、首相の視察終了後の8時半で、作業着手は9時4分。
  排出には2つの弁を開く必要があるが、備え付けの空気圧縮ボンベの不調で1つが開かなかった上、
  代替用の空気圧縮機の調達に約4時間を費やし、排出が行われたのは午後2時半だった。

  与党関係者は「首相の視察でベント実施の手続きが遅れた」と言明。政府当局者は「ベントで現場の首相を被ばくさせられない」との判断が働き、
  現場作業にも影響が出たとの見方を示した。政府に近い専門家は「時間的ロスが大きい」とし、ベントの遅れが海水注入の遅延も招いたと解説。
  1号機では排出開始から約1時間後、水素爆発で同機建屋の外壁が吹き飛んだ。

ニッカンスポーツ [2011年3月28日7時41分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110328-753759.html