【東日本大震災】 液状化で町全体が地盤沈下 110人が避難所で暮らし・・茨城県潮来市・日の出地区 

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液状化で町全体が地盤沈下した茨城県潮来市日の出地区は、今も道路のアスファルトが波打ち、電柱も傾いたままだ。
電気とガスはほぼ復旧しつつあるが傾いた家には戻れず、26日現在、住民約110人が2カ所の避難所で暮らす。地盤を
補強するには国の補助上積みが不可欠だが、市災害担当者は「当面の生活立て直しが最優先」と被災者支援に追われ、
激甚災害申請まで手が回らない状態だ。

 「ドーンとすごい音がして、突き上げるような縦揺れがきた」。元タクシー運転手、君和田恒雄さん(63)は避難所の市立日
の出中学校体育館で振り返る。慌てて自宅から飛び出すと電信柱が揺れ電線は「ビーン、ビーン」とうなり、道路には土砂と
水が噴き出していた。近くの公園に避難後、自宅に戻ると、塀と家が傾き、屋内は噴き上げた砂で畳が持ち上がっていた。

 常陸利根川に面する日の出地区は内浪逆浦(うちなさかうら)と呼ばれる入り江だった。戦中、戦後の食糧増産で干拓され
たが、農業の役割を終えると鹿島開発による人口増を見込み住宅地が造成された。盛り土には浪逆浦の砂が使われた。

 被害の最も大きかった日の出4〜6丁目は、地盤沈下で水道の土管が取り残され、アスファルトがはがれて約50センチ突き
出している。校舎や集合住宅は土台がむき出しとなり、固い地盤を残し街全体が沈んだように見える。

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110328k0000m040054000c.html

傾いた電柱と歩道
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/images/20110328k0000m040057000p_size5.jpg