【医療】全身性エリテマトーデスの治療新薬が56年ぶりに承認

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1おじいちゃんのコーヒー ◆I.Tae1mC8Y @しいたけφ ★

■全身性エリテマトーデス治療新薬が56年ぶりに承認される

米国食品医薬品局(FDA)は、消耗性の自己免疫疾患である
全身性エリテマトーデス(SLE)の疼痛症状を緩和する治療薬として、
米Human Genome Sciencesヒューマンゲノム・サイエンス社(メリーランド州ロックビル)の
Benlystaベンリスタ(一般名:belimumabベリムマブ)を承認した。SLE患者に新たな
治療選択肢がもたらされたのは1955年以来56年ぶり。

Benlystaは、SLEの原因と考えられている異常B細胞数を減少させる蛋白(たんぱく)を
標的にデザインされた初めて薬剤(ヒトモノクローナル抗体)で、静脈に直接注射する。
FDAが以前に承認したSLE治療薬はhydroxychloroquineハイドロキシクロロキン
(商品名:Plaquenilブラキニル、日本国内未承認)とコルチコステロイドであり、
いずれも1955年に承認された。さらにアスピリンの承認は1948年にまで遡る。

SLEは男性よりも女性に多く、初期症状は通常、15〜44歳で出現する。関節や皮膚、
腎臓、肺、心臓、脳のいずれにも発生する可能性があり、症状が再燃すると、関節腫脹または
関節痛、光過敏、発熱、胸痛、脱毛、疲労などがみられる。FDAによると、
米国では30万人〜150万人の患者がおり、黒人女性は白人女性に比べて罹患する可能性が3倍高いという。


イカソース
http://news.e-expo.net/world/2011/03/post-120.html