【東日本大震災】海外からの支援に“障壁” 「日本に恩返し」の思いを日本政府がソデに[11/03/24]

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○海外からの支援に“障壁”「日本に恩返し」の思い、行き場失う

日本に対する諸外国からの善意と支援が行き場を失っている。混乱の中で、日本側の受け入れ態勢に
不備があるのみならず、食品安全基準などが支援の大きな障害になっているようだ。日本に在留する
母国民の安否確認と安全確保に追われる傍ら、支援に尽力している各国政府の「恩返しをしたい」という
思いを、日本政府は結果的にソデにする格好となっている。

ある国は、毛布を数万枚送ると申し出た。だが、日本政府はサイズ(80センチ×80センチ)を指定し、
送られる予定の毛布が、わずか20センチほど「規格」に合わないとわかると、受け入れに強い難色を示した。
すったもんだの末に、ようやく「規格外」の毛布が日本に届いた。

日本政府から、救助犬の派遣を真っ先に要請され、それに応じて送り出そうとした矢先に、「待った」を
かけられたケースもある。その際の説明は「空港での検疫に1カ月かかる。これを1週間に短縮しても
いいが、救助犬をその間管理できない」だった。

結局、救助犬が日本の地を踏むことはなく、関係者は「韓国やニュージーランドなどからは救助犬が
入ったのに、なぜなのか」といぶかる。

コメ数万トンの援助を事実上、断られた例もある。送る予定のコメは日本人の口には合わないだろうと、
わざわざモチ米を混ぜる工夫も施されていた。しかし、日本政府は「国内に余剰米があり、コメが不足して
いるわけではない」と回答。ただ、すでに空輸の手はずを整え終えた一部だけは、かろうじて届けられた。

食料品を送ろうとして「食品安全基準のチェックがされていない。日本語の表示ラベルも張られていない」
と、拒否された例もある。(>>2-5あたりに続きます)

□ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/asi11032417390002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/asi11032417390002-n2.htm