【自衛隊】 一体どこから来るのか、自衛隊員の半端ではない使命感

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1影の軍団ρ ★
「自分が行きます!」全ての隊員が口を揃えた。福島第一原発に放水をするため、
陸上自衛隊のヘリコプター「CH-47」が出動することになった時のことだ。

「任せろ、これくらい大したことはないさ」「今、無理しなくてどうする」
被曝覚悟の作戦にも関わらず、そんな声があちこちから聞こえてくる。

同原発では、3月14日に3号機で放水作業中に水素爆発が起き、4名のけが人も出た。
その中には、中央特殊武器防護隊長もいた。事故に遭った隊員は後送されるのが通常だが、
隊長は下がることを強く拒んだという。

「あの、温和なアイツがそんなことを・・・」
同期の幹部自衛官が絶句した。とても、そんな無理をするタイプに見えなかったが、
何が彼にそう言わせたのだろうか。

原発への放水作業だけではない、被災現場での救援でも厳しい状況は同様だ。
氷点下の気温の中で作業を続けるが、燃料を使うわけにはいかないと、暖をとることもない。
持っていた隊員用の携帯糧食を、迷うことなく被災者に渡す隊員ばかりだという。

空腹の中で作業を終え、ドロドロになった戦闘服を脱ぎ、翌日、またその同じ服を着て出て行く。
それは「昨日の記憶を背負いながら行く」ことでもある。

目を瞑ると、目の当たりにした遺体の残像が浮かんでくる。それは阪神・淡路大震災の時も同じだった。
当時、若かった隊員が、現在は曹長などリーダーになっており、その経験からか、
誰が命令したわけでもなく、夜は5〜6人の作業部隊が車座になるのだという。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5688
>>2以降へ続く