【原発問題】神奈川県内の水道水から放射性物質ヨウ素131を検出 「飲用しても全く問題のないレベル」3/20 22:15
日本の地震現況 2011/3/20 23:00 JST
ttp://www.iaea.org/newscenter/news/tsunamiupdate01.html 福島第一原子力発電所の使用済み燃料プールについて - 更新
原子炉から取り出された使用済み燃料は高い放射性を持ち、高熱を発している。
冷却し、放射能を遮蔽し、核分裂反応を起こさないようしかるべき位置に保管するために、
この燃料を1〜3年冷却プールで冷却し続ける必要がある。
もし冷却機能が失われると、水は蒸発し、燃料棒は外気に晒され、深刻なダメージと強い放射線の放出を引き起こす可能性がある。
福島第一原発の使用済み燃料プールを考慮することで、プールを冷却するために労力が割かれてしまっている。
(原子炉建屋内のプールの位置は下図を参照)
この位置の放射線量増加は、遮蔽が行われていないせいか、あるいは燃料の温度上昇によるものだろう。
以下は福島第一原発の使用済み燃料の状態をまとめたもので、日本の公式報告を元にしている。(太字は新しい情報)
(以下、太字の所のみ翻訳)
1号機 (新情報なし)
2号機 政府は3月20日に40トンの海水を使用済み燃料プールを注入し始めた。
3号機 今日を含め、緊急作業員は消防車等から水を注ぎ続けている。
4号機 今日から緊急作業員は消防車等から水を注ぎ始めた。
5、6号機 高容量残留熱除去系は全機能を回復した。
5、6号機の使用済み燃料プールの温度は十分低い温度に戻りつつある。(左図を参照)
共有使用済み燃料プール 日本政府は収められている燃料が水で完全に覆われており、
3月20日9:00 JSTの時点で57℃である事を確認している。
日本の地震現況 2011/3/21 0:30 JST
ttp://www.iaea.org/newscenter/news/tsunamiupdate01.html 2011年3月20日(日)、グラハム・アンドリューIAEA科学技術庁長官顧問は
参加各国とメディアに日本の現状と核の安全性について報告を行った。
IAEA本部において0:30 JSTに発表が行われ、長官顧問はその冒頭で以下のように述べた。
1. 現在の状態
この24時間でいくつかの進展が見られたが、全体としては福島第一原子力発電所は依然として極めて深刻な状態にある。
非常用電源の復旧作業は現在も続けられている。
外部電源は今日2号機への配電盤に接続された。
配電盤から原子炉建屋への接続作業は困難な条件下で続けられている。
海水は現在も1〜3号機の反応圧力容器に注ぎ続けられている。
休止中の4号機には水を注入する必要はない。
3号機からは未だ白い蒸気が立ち上っているが、ここ数日よりは少ない。
原子炉建屋への注水は現在も行われている。
3号機の反応圧力容器内の圧力上昇を受け、ベントの必要性が検討された。
しかし、原子力安全・保安院からの最新報告によると、
圧力容器内の圧力は下がり始めており、ベントを行わない事が決定された。
使用済み燃料プールの状況は比較的安定しているが、まだ無視できない状況にある。
4号機のプールへの注水が昨日開始された。
当局は未だ1〜4号機の使用済み燃料プールの水量と温度を把握するに至ってはいない。
進展したのは、5、6号機の反応圧力容器の冷却機能が回復した点である。
両機の使用済み燃料プールの温度はここ2、3日上がり続けていたが、
昨日は最大69℃まで温度が上昇したのに比べ、現在は40℃前後へと急激に低下した。
両機のディーゼル発電機は電気を供給し続けている。
>>632の続き
2. 放射線量測定
日本の主要都市の放射線量は昨日から大きな変化はなく、健康に影響のある値を下回っている。
IAEAの線量測定チームは福島第一原発から150km離れた地点と東京との間の測定を追加で行った。
線量率は基本的に2〜3μSv/h程度で、自然線量率の0.1μSv/hと近いレベルにあった。
立ち入り禁止区域内部の計測によると、これまでのところ強いα線は観測されていない。
今朝、当局の測定チームから、福島第一原発から50〜70km離れた地点の地面が汚染されているという追加報告を受けた。
同チームは明日、同じ場所でもう一度測定を行い、先ほどの結果を検証するとしている。
また、解析のため、福島県の各地で草などの試料が採取されてもいる。
近日中に、IAEAの調査団は日本政府が調査したのと同じ場所で測定を行う予定である。
これにより、測定結果の検証の助けとなるであろう。
IAEAは技術補助のため、追加で測定の専門家を日本に呼んでいる。
食料品の測定結果がIAEAとFAOに報告された。
その調査によると、いくつかの地域で牛乳と露地物のホウレン草と新タマネギなどの菜もの野菜から
基準値を遥かに超えるヨウ素131が検出されたとされている。
3. 当局の活動
IAEA長官はウィーンに向かっており、月曜に東京訪問の結果を理事会に報告する予定である。
日本の地震現況 2011/3/21 1:20 JST
日本政府は福島第一原子力発電所の経過をIAEAに報告を行っている。
作業員は3月20日に、5号機(14:30 JST)と6号機(19:27 JST)を冷却停止状態にすることに成功した。
これは炉が安全な状態になり、冷却系が安定かつ制御下にあり、原子炉内のが低温低圧になっていることを意味する。
職員は引き続き福島第一の1〜3号機のシステムを復帰する努力を続けている。
4号機は3月11日の地震の前から点検のため静止されており、燃料は炉から全て取り除かれている。
福島第二原発と女川原発と東海原発にある8機の原子炉は全て地震後に自動停止し、現在は冷却停止状態にある。