★被災地に届けるのに…パン生産、計画停電で半減
被災地に届けるパンを製造しているパン工場の生産量が、計画停電の影響で落ちている。
18日、東京都小平市小川東町の「第一屋製パン」の工場は4日連続で操業を一時中止した。
同社によると、生地作りから発酵、焼き上げまでに約7時間かかる工程を途中で止めることはできないため、
停電予定時刻の7時間前にはストップしなくてはならない。停電時間は3時間程度だが、こうした理由で
生産量は半減している。
群馬県高崎市にある同社工場では16日、2度の計画停電が予定されたため終日操業を中止し、
約30万個のパンを製造できなかった。同社担当者は「被災地に供給しなければならないから、
東京電力に工場を稼働させてほしいと頼んだが、断られた」と話した。
「山崎製パン」(千代田区)も計画停電の開始後、これまで横浜市、千葉県松戸市、埼玉県内の複数の工場で
操業を一時中止した。
(2011年3月20日17時08分 読売新聞)
▽ソース (YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110320-OYT1T00412.htm