17日現在の東京電力福島第1、第2原発の現状は次の通り。
【第1原発1号機】地震後に冷却機能が失われ、燃料が溶ける「炉心溶融」が一部発生。
原子炉格納容器の蒸気を外部に放出した。12日に水素爆発で原子炉建屋を損傷。
【同2号機】冷却機能が失われ燃料が全て露出した。14日に同3号機の爆発で原子炉建屋を損傷。
15日午前、格納容器の圧力抑制プール付近で爆発音。原子炉格納容器の一部が破損した可能性。
【同3号機】13日に冷却機能が失われ、炉心溶融の可能性。蒸気を外部に放出し、炉心に海水を注入。
14日に水素爆発が起き、原子炉建屋を損傷。16日に白煙が確認され、使用済み燃料プールからの
蒸発と推定。17日にヘリコプターが水を投下、地上から放水。
【同4号機】定期検査中。15日午前に原子炉建屋で火災。使用済み燃料プールの水温が異常上昇した。
16日に再び火災。再臨界となる可能性も。建屋は屋根がなく骨組みだけの状態。
【同5・6号機】定期検査中。プールの水温が若干上昇。
【第2原発】1〜4号機はいずれも地震後に自動停止、3号機は直後に「冷温停止」状態に。
1・2・4号機も15日までに冷温停止となり緊急事態を脱した。
ソース
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031701000755.html