【原発問題】被ばく、どう予防し、どう対策すれば 健康への影響や予防法まとめ

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Q 水は飲んでも大丈夫か?
A 周辺地域の井戸水は、念のため、地域の保健所などが安全と判断してから飲んだ方が良い。
水道水は基本的に問題は少ないと思われるが、心配なら、安全かどうか判断を待って飲む。

Q どの程度の放射線を浴びたら危険なのか?
A はっきりしたデータはないが、一般的には、健康に明らかな影響が出る被ばく量は、
およそ100ミリ・シーベルトと言われている。これより低い場合は妊娠中でも胎児への
影響も出ないことがわかっている。

Q どんな症状が出たら注意が必要か?
A 症状は、主に2、3週間以内に出る急性の症状と、数か月から1年以上たって出る症状が
ある。急性の症状は、短時間に大量の放射線を浴びなければ出ない。今回の事態による被曝量は、
敷地内に長時間滞在する作業員などを除いては、こうした急性の症状が出るおそれのない程度と
考えられている。

Q 健康被害を防ぐ安定ヨウ素剤はどこで入手できるの?
A 安定ヨウ素剤は、薬局では売っていないし、医療機関でも健康な人には処方されない。
ヨウ素が大量に取り込まれる恐れがあると専門家が判断した地域の住民に限り、甲状腺がん
予防のため、避難所などで配布される。副作用もあり、服用できない人もいるので、医師の
指示で飲むことが重要だ。

Q 自分がどのぐらい被曝したか心配だ。
A 被曝線量は、染色体の分析や症状、血液検査、内部被曝を測定する全身計測装置などで
調べて総合的に評価する。
ただ、染色体の分析ができる専門家や、全身計測装置は非常に少なく、個人の希望で実施は
できない。災害時は、現場で作業にあたった従業員や、一定以上の被曝の疑いが高い住民のほか、
原発からの距離に応じて、何人かを選んで行う。

終わり