【震災】祖母、しっかりと孫を抱きかかえて最後まで守り抜こうと…倒壊した家屋から2遺体―岩手・宮古市田老

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1月曜の朝φ ★
 津波で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市田老で14日、倒壊した家屋の中から
祖母と孫で3歳の男の子の遺体が見つかった。祖母は孫を両手でしっかりと抱き
かかえており、最後まで孫を守り抜こうとしていた。

 家屋は数百メートル離れた場所まで押し流されていた。午後2時過ぎ、家族らが
ブルドーザーなどでがれきを撤去していたところ、2人を発見した。捜索に立ち会っ
ていた20代の男児の母親は、親類らと抱き合って号泣した。

 母親は「祖母は私が仕事の時、いつも息子の面倒を見てくれていた。2人一緒に
見つかって本当に良かった」と涙をぬぐい「でもやっぱり死に顔は見られなかった。
まだ生きていると信じている自分がいるから」と声を詰まらせた。【西嶋正法】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110314-00000142-mai-soci