電気出力100万kw(熱出力300万kw)の原子炉の場合、運転停止1分後で12万kwもある。
これだけのエネルギーが直径も高さも数 mの燃料集合体を加熱するため、
燃料集合体の温度はアッという間に2000℃近くまで上昇し、数分後には溶け落ちてしまう。
これを“メルトダウン”という。液体になっても発熱は続く。
運転停止後は、半減期が短い短寿命の放射能が急速に減っていくので崩壊熱も減衰
していく。それでも1時間後に42000kw、1日後に17200kw、1週間後でも9000kwの発熱がある。
9000kwの熱を加えれば、1トンの水が1分間で沸騰してしまう。
停止後どのぐらい過ぎれば空気への自然放熱だけでメルトダウンにならないかということは、
反原発サイドの専門家も確かなことは言えないようだ。3ヶ月〜1年というところらしい。
http://amanakuni.net/Namaenonai-shinbun/Namae108-hamaoka.html 福島第一原子力発電所
1号機 46.0万キロワット
2号機 78.4万キロワット
3号機 78.4万キロワット
4号機 78.4万キロワット