【東日本大震災】浜辺に1000体の遺体 宮城県牡鹿半島 県警が発表

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240名無しさん@十一周年
「早く逃げて」流される瞬間まで町役場で防災無線で呼びかけ続けた女性職員…南三陸町

 「早く逃げてください」−−。街全体が津波にのみ込まれ約1万7000人の人口のうち、約1万人の安否が
分からなくなっている宮城県南三陸町は、町役場が跡形もなくなるなど壊滅した。
多くの町職員や警察官、消防職員が行方不明となったが、その中に津波に襲われるまで防災無線放送で住民に避難を
呼びかけた女性職員がいた。

 「娘は最後まで声を振り絞ったと思う」。同町の遠藤美恵子さん(53)は、避難先の県志津川高校で涙を浮かべた。
娘の未希(みき)さん(25)は町危機管理課職員。地震後も役場別館の防災対策庁舎(3階建て)に残り、無線放送を続けた。

遠藤未希さんが無線で避難を呼び掛け続けた防災対策庁舎(右側の鉄塔付きの建物)。
赤い骨組みだけが残っている=宮城県南三陸町で2011年3月13日午後1時11分、比嘉洋撮影
http://www.mainichi.jp/select/weathernews/news/images/20110314k0000m040104000p_size5.jpg

 難を逃れた町職員(33)によると、地震から約30分後、高さ10メートル以上の津波が町役場を襲った。
助かったのは10人。
庁舎屋上の無線用鉄塔にしがみついていた。その中に未希さんはいなかった。

 遠藤さんは「(生き残った職員から)『未希さんが流されるのを見た』という話を聞いた。もうダメだと思う」とつぶやいた。

http://www.mainichi.jp/select/weathernews/news/20110314k0000m040103000c.html



南三陸町が津波に飲まれる映像(未希さんの放送が聞こえる)
http://www.youtube.com/watch?v=EZMqVTPhHzI