(前略)
国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)は12日までに、日本政府から福島第一原発の状況について
「燃料の溶融が進んでいる可能性が高い」と報告を受けていた。12日の爆発も日本側から報告を受けたが、
「詳細は入手できていない」としている。
IAEAは震災発生当日の11日には「日本側から要請があればいかなる技術的支援もする用意がある」と
発表した。天野之弥(ゆきや)事務局長を中心に情報収集や分析を進めており、日本側の要請があれば
専門家派遣などで即時対応できるよう態勢を整えつつある。
ただし、刻一刻と事態が変化している現状では「IAEAとしてもできることが限られている」
(関係筋)のが実情だ。日本の対応を見守りながら、日本側から得た情報を加盟関係国と共有することに
全力を注いでいるという。
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ソース:
http://www.asahi.com/international/update/0312/TKY201103120547.html