【東日本大震災】小さな足、あどけない横顔 廃虚の街に遺体次々 岩手・釜石

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1依頼スレ38@上品な記者φ ★
 魚の臭いがする泥の中を、自衛隊員らがかき分けるように生存者を捜していた。
だが、見つかるのは遺体ばかり。商店街横の土手に、白い布を掛けられた犠牲者が何人も静かに横たわる。
布の間から見えた小さな足。横顔にはまだあどけなさが残っていた。

 12日午後、大津波の直撃を受けた岩手県釜石市の中心部。ぺしゃんこの乗用車が民家の玄関にねじ込まれ、
いくつもの流木が商店のウインドーに突き刺さる。津波の巨大な力にかき回され壊滅した市街地は泥だらけの廃虚と化していた。

 市内の旅行代理店勤務、鈴木亜季さん(35)は、家々と人々が津波にのみ込まれていくのを、避難した小高い丘の上から
見ているしかなかった。

 「本当に多くの人たちが、何もできずにのみ込まれてしまったんです」。地震から24時間が過ぎても、
友人や知人の多くと連絡はまだ取れていない。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110312/dst11031221320285-n1.htm
大津波の直撃を受け、泥の廃虚と化したJR釜石駅近くの商店街=12日午後、岩手県釜石市
http://sankei.jp.msn.com/images/news/110312/dst11031221320285-n1.jpg