暮らしを支える公共交通機関や通信にも大きな影響が出た。
国土交通省によると、11日午後7時30分現在、東北、上越両新幹線で上下線計18本が
駅間で立ち往生している。また、JR東日本は、管内の新幹線全線と、首都圏、東北地方の
在来線全線について11日の運行を取りやめた。乗客のケガなどの情報は入っていないが、
同社は「これほど大規模な運休は過去にない」とする。京成電鉄も全線で同日の運行を
取りやめたほか、東京メトロや首都圏の私鉄各線も軒並み運転を一時見合わせた。
同省などによると、仙台、青森、山形など東北地方の空港は地震直後に閉鎖。
飛行中の航空機は、北海道など安全が確認された空港に着陸地を変更した。仙台空港には
津波が押し寄せ、小型の飛行機やヘリコプターなどが流され、空港職員らは空港施設3階などに
避難した。
成田空港も午後6時現在、滑走路の点検などのため閉鎖が続き、着陸予定の航空機は、
関西空港や中部国際空港などに変更した。羽田空港は滑走路を一時閉鎖したが、
まもなく運用を再開。出発便の離陸を遅らせ、着陸機を優先的に受け入れた。日本航空と
全日空によると、国内線、国際線合わせて計372便が欠航し、計約7万7470人に
影響が出た。
携帯電話各社によると、電話も地震発生直後から、東北から関東にかけての広範囲で
通じにくい状態となった。NTTドコモは午後7時現在、回線のパンクを防ぐため、
東北・関東地方で最大で80%(一部で90%)で通話規制をかけた。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2011/03/11[23:02:21.05] +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110311-OYT1T00983.htm