【社会】生野の駐車場に女性の遺体…事件事故両面で捜査 - 大阪

血の付いた包丁を自宅で発見、殺害後に物色か　大阪生野区の女性殺害事件
2011.3.10 00:38

　大阪市生野区の高山玲子さん（７２）が自宅の駐車場で刃物で殺害され、家族の所持品が奪われた
事件で、凶器とみられる血の付いた包丁が自宅で見つかったことが９日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は、何者かが高山さんを殺害後も現場にとどまり、室内を物色したとみて捜査している。
　また、府警の司法解剖で、高山さんの死因は８日午後１１時４５分ごろ、首の左側を深く切られたことによる失血死だったことが判明。顔や首に傷が集中しており、犯人に明確な殺意があったとみられる。
　府警によると、高山さんは４階建ての自宅の３〜４階部分で夫と暮らしていたが、室内から血の付いた包丁が見つかった。高山さん宅のものではないという。
　事件当時、高山さんは１階の駐車場を掃除していたらしく、通報で駆けつけた警察官は、ウインドブレーカー姿でモップを手にして横たわっている高山さんを発見。周囲には大きな血だまりができていた。
　一方、事件の約５時間半前には現場の南約４００メートルにある同区巽北のたばこ店で、若い男が刃物で店主の女性（７４）を脅し、金を奪おうとする強盗未遂事件があり、府警は関連についても調べる。

　　http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110310/crm11031000410001-n1.htm