国の基準では新潟水俣病と認められていない被害者らでつくる
「新潟水俣病阿賀野患者会」(新潟市)の会員が、国と原因企業の昭和電工(東京)に
損害賠償を求めた第4次集団訴訟で、同会は27日、3月3日の次回口頭弁論で
正式和解する方針を決めた。
新潟水俣病を巡る訴訟で、国が和解に応じる初のケースとなる。
原告、被告双方は昨年10月に和解合意。水俣病の症状があると診断された原告に、
昭電が一時金(原告1人当たり210万円)を支給することが合意事項に盛られたことから、
第三者委員会が支給対象者の判定作業を行っていた。
原告は現在、国から水俣病と認定された2人を含む173人。同会は27日の集会後の
記者会見で、認定患者を除く171人全員が支給対象者として第三者委員会の判定で
認められたと報告するとともに、正式に和解に応じることを決めたと発表。
和解成立後に昭電の会長が新潟で謝罪することも明らかにした。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2011/02/27[21:13:30.78] +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110227-OYT1T00614.htm