【鳥取】獲れすぎじゃなイカ、スルメ前年比80倍の大漁

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1帰社倶楽部φ ★
鳥取県境港でスルメイカが大漁だ。2月の漁獲箱数は前年同期の約80倍。
昨夏の猛暑と年末年始の寒波の影響という。

鳥取県水産試験場によると、1〜20日に境港に揚がったスルメイカは計9万5630箱
(1箱約6キロ)。中旬には1日で1万5千箱以上の日もあった。あらかじめ漁船に積んで
いた発泡スチロールの箱が足りず、木箱やプラスチックのタンクで水揚げをする船もあったという。

水産試験場によると、スルメイカは夏は北海道付近にいて、海水温が下がる冬に九州付近
まで南下する。鳥取県沖を通るのは例年12月ごろだが、昨夏の猛暑で日本海の水温低下が
遅くなり、南下が2月になった。例年は韓国寄りの海を通るが、年末年始の寒波で急激に水温
が下がり、島根・隠岐諸島周辺から流れ込む冷たい海流を避けようとして、今年は鳥取県寄りの
海を通過しているという。

水産試験場沖合漁業部の担当者は「ここ数年は漁獲が少なかったので、漁業関係者は喜んでいる。
水温が低くてまだ成熟しておらず精巣や卵巣に栄養が向いてないので、この時期としては
珍しく肉厚でおいしい」と話す。

[朝日新聞]2011年2月24日19時29分
http://www.asahi.com/national/update/0223/OSK201102230149.html
木箱いっぱいのスルメイカ=鳥取県水産試験場提供
http://www.asahi.com/national/update/0223/images/OSK201102230151.jpg
※スレタイはソースのままです