菅首相の指導力急低下、あるいは与党の大混乱が続く永田町。
こうした中、主要メディアから公然と「ポスト菅」の話題が伝えられている。
同時に、各種世論調査を通じ、早くも次期首相候補の名前が挙がっている。
だが、各種の調査結果、そしてそれを伝える政治報道のあり方に筆者は強烈な違和感を抱いている。
今回の時事日想では、政治報道のひずみに触れてみたい。
2月18日、時事通信社が世論調査の結果を発表した(参照リンク)。
調査の中身は「次期首相にふさわしいと思う人」。この中で、前原誠司外相が岡田克也民主党幹事長らをおさえ、
トップとなった。永田町の混迷度が増す中で、若く、クリーンなイメージが強い前原氏の人気が上昇したことが
同調査の結果に反映されたと筆者はみる。
精気を感じられない菅首相より、前原外相のはっきりした物言いはテレビ映えする。発言についても歯切れが良い。
「政局」が好きな主要紙の政治面が同氏を取り上げる回数を増やしていることもあり、
“ふさわしい人”での前原人気が上昇したのではないだろうか。
昨年、筆者は当欄で若手記者たちが永田町に渦巻くウソに振り回され、疲弊していると触れた(関連記事)。
名刺に「作家/経済ジャーナリスト」の文字を刷り込んでいる身の上だが、
今回はあえてジャーナリストの禁を破ってネタばらしを行う。
昨年の記事で触れたウソ、若手記者たちを裏取りに走らせた人こそ、前原氏その人なのだ。
同氏がその場しのぎで繰り出した数々の都合の良い話に振り回されたのは、
新聞や通信社、そしてテレビ局の記者たちだ。これは決して1人や2人ではない。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1102/24/news002.html >>2以降へ続く
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