【中国】川底が突然大隆起…盛り上がる水面に「世の終わりと思った」=杭州

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1帰社倶楽部φ ★
浙江省杭州市内を流れる準塘河で22日午前6時50分ごろ、川底が突然、長さ約100メートル、
幅が最大で約20メートルにわたり隆起する現象が発生した。
現場の近くにいた人は「轟音(ごうおん)に続いて水面が数メートル盛り上がりった。
自分の目が信じられなかった。世界の最後の日のような光景だった」と語った。浙江在線などが報じた。

堤防の上では朝の運動をしていた人がいた。「川面は霧に覆われていた。轟音がしたので見ると、
あっという間に水が数メートル盛り上がり、風が吹いてきた。しずくが飛んできて、びしょぬれになった。
足元には地割れができた。世界の最後の日のような光景だった」と述べた。異変は5分程度で終わったが、
逃げることも忘れて呆然としていたという。
川の水が河川敷からあふれることはなかったが、川床の一部が盛り上がったため、川は流れを変えた。
堤防には、人の手のひらがすっぽり入るほどの割れ目が出来た。

市の河道監視センターは、対岸で駅建設工事で出た土砂を積んでいたために発生した「事故」と判断した。
土砂は3階建て建物に相当する12メートルほどの高さに積み上げられていた。河底は軟弱な泥なので、
圧力に耐え切れなくなり、水の下で河の対岸方向に移動。いったん移動が始まると、大量の泥が一気に
動きはじめたが、堤防の固められた土に動きを阻止され、上方に盛り上がったという。
河道監視センターは、放置すると今後も同様な「事故」が発生する可能性があるとして、駅建設工事の
施工業者に、積み上げた土砂の周囲に杭を打つよう要請した二次災害を防止するため、泥をさらって
川の流れをよくすることも求めた。ただし、実施がいつになるか、現時点では不明という。

腐敗物を含む泥が隆起したことで、現場では悪臭がたちこめているという。

2011/02/23(水) 16:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0223&f=national_0223_141.shtml