【目黒夫婦殺傷】「韓国に交際中の女性と娘がいる」 木村容疑者(65)、供述
95年オウム村井を刺殺した在日の徐裕行は三重県の山口組系羽根組幹部の上峯に指示されたと供述し、
上峯も逮捕され裁判で無罪になった。
あからさまに名前を出された上峯はおそらくシロで、恨みもたれて潰されたなどだ。
この徐は借金かかえてた父ともども朝鮮総連と関係が深いとされ、住んでた部屋の所有者の姉は
拉致工作員・辛光洙と同居していた女性だった。
部屋で同居してた徐の知人は、父が総連幹部だという。
オウムは覚醒剤製造を企てていたとも言われ、早川などオウム幹部の頻繁な訪朝歴などから、
北朝鮮・朝鮮総連・暴力団コネクションに組み込まれていて、
村井はその核心部分に居たのだろう。殺害は口封じだ。
02年には山口組系右翼の伊藤白水が、世田谷で石井紘基衆院議員を刺殺している。
この背景についてはいろいろ言われているが、
00年の映画「バトル・ロワイヤル」上映阻止活動が根にもたれたことが理由だとみている。
なぜ反バトル・ロワイヤル活動が殺害事件に発展するのか?
それはその種の人脈にとって、重要な映画だったからだが、話すと長くなるからここでは割愛したい。
08年には埼玉県の小泉毅が、埼玉および東京・中野で元厚生次官2人宅を襲撃し刺殺している。
この元次官は気妙なことに二人とも三重県に出向していた経歴がある。
三重県時代に二人と面識のあった地元裏社会人が、
厚労省に懲罰を加える上で、その二人をチョイスしたのだろう。
それとも村井刺殺の時の羽根組幹部上峯のような選出か?
07年、08年の厚労省による処分で、グッドウィルグループの介護事業コムスンが廃業に追い込まれたことが
事件の背景だろう。
グッドウィル会長の折口雅博と言えば、ジュリアナ東京以来の六本木人脈だ。
幾人もの女性タレントのパトロンとも言われ、
覚醒剤で逮捕状の出ている小向美奈子も愛人だったという噂がある。命の危険を感じてか、
今は米国に移住している。
このように、テロ的刺殺事件には、
口封じ、恨みを晴らす、落とし前をつける、警告を発する、
などいくつかのパターンがある。
豊田商事事件や村井刺殺は口封じだし、
元厚生次官は怨念、住銀名古屋支店長射殺事件は警告。
今度の製紙会社元役員の刺殺事件は警告を発したものだろう。
製紙業界というのは、製紙スラッジという廃棄物の処理で産廃業者との付き合いが生じる。
それが突然切られようとしてるか、切られたかだ。
一見すると、福島県いわき市に目がゆくが、
大きな殺人請負組織を背景にしているのなら、必ずしもその方面とは限らない。
被害者の会社である日本製紙は山口県にも工場があるが、
元厚生次官刺殺犯の小泉が埼玉在住だったが出身は山口県だ。
小泉が製紙役員の代わりに厚生次官を殺害(産廃業者からの依頼)、
目黒事件の木村は、介護事業で大損させられた依頼人の支持で)
厚生次官の代わりに、製紙役員の殺害へ役割転換させられてる可能性だってある。
そしてこの不気味で残忍、不可解な一連の事件のカテゴリーの中に、
世田谷一家殺害事件も入っている。
朝鮮半島、六本木、覚醒剤、闇金、弘道会、東海地方だ。
週刊現代がグリコ森永事件の連載やってて、先週号が興味深い。
内部犯行説というのが根強くあって、
江崎宅に押し入った犯行グループは、
江崎の子供らを下の名前で呼んでいる。
いくら何でも下の名前で呼ぶんなら内部の人間だろうという推測が立った。
ところが犯行の10日前に江崎家の住民票をとった跡があり、
それで子供の名前を把握したものとも考えられた。
また1か月前くらいから江崎宅の庭に侵入していて、
隣家の母親宅との間での人間の往来、
入浴、就寝の時間を予め確認した形跡が残っていた。
そしてテレビ見てた母親宅のガラス窓を焼き切って押し入り、母親と娘を縛って江崎宅鍵を出させ、
合鍵で入浴中の江崎宅に二人組が押し入り、真っ直ぐ二階に上がって妻と娘を縛り、
そして子供二人と入浴中だった江崎を裸のまま連れ出して、
母親宅横にもう一人の犯人が停めてる車に押し込んで誘拐している。
こうした犯行の手法が世田谷事件と似てる感じがする。
親族と隣り合わせの二軒の家、
事前に住民票とったりして家族構成や行動パターンを把握し、
大胆に侵入して目的を達する。
誘拐して身代金を要求するか殺すかの違いだ。
もしかしたら殺す前に脅して何か聞きだすか金の在りかを吐かせてるかしてるかもしれない。
このグリ森事件には北朝鮮グループ犯行説というのがある。
そして世田谷事件にも、モナザイト関連で北朝鮮グループ犯行説がある。
グリコ森永事件27年目の真実/(8)内部犯行説
◆ 岩瀬達哉/グリコ森永事件、江崎グリコ・江崎勝久元社長
週刊現代(2011/02/19), 頁:162