【話題】 経済評論家の三橋貴明氏 中国の不動産バブルは「偽装バブルだ」

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201X年―――国際金融システムの崩壊と、それに伴う大恐慌と、先進国での財政破綻、
いくつもの発展途上国での経済崩壊があった。
地球中で、打ちのめされた、貧しい階層、社会的弱者、出稼ぎ外国人、 市場競争の敗北者の群、数億人が路上に放り出された。

海の向こうでも悪夢が現実のものとなる。 中国の中央政権が崩壊し、各軍管区が覇を競い、 二自治区が独立宣言。
ほぼ同時期に、ロシアも瓦解。 サハリン油田の富を背景に極東シベリア共和国が誕生し、 一気に大動乱の時代が到来した。

終わりなき凄惨な戦禍に苦しむ大陸の民が、日本を平和で裕福な社会と見なして海を越え始めた。
日本政府は、領海に入った難民の船をつぎつぎと撃沈した。
それでも大量の武装難民が砲火をかいくぐり、 日本沿岸に漂着した。
日本各地で、テロや暴動が頻発して治安の悪化は極限に達した。