新燃岳の噴火で火山灰が断続的に降り続いている宮崎県都城市の診療所では、
ぜんそくや鼻炎などで受診する患者が増えているということで、診療所は火山灰が
影響しているとみて、マスクの着用など対策を呼びかけています。
宮崎県都城市の診療所では、新燃岳の活動が活発化した先月26日以降、アレルギー性の
鼻炎の症状を訴えて受診する人が普段の1.5倍ほどに増えているほか、
ぜんそくの発作を起こして受診したケースも2例ありました。このうち、ぜんそくを
患う85歳の鹿村クニさんは、先月31日ごろからせきが止まらなくなるなど
症状が悪化し、発作に悩まされています。鹿村さんは「こんなにつらくなったのは
初めてです。火山灰を吸うと苦しくなって、全然外に出ることができません。
どうにかしたいけど、どうにもなりません」と話していました。診療所の吉見雅博院長は
「火山灰の影響で症状が悪化する人が増えているとみられる。今後、長期化すると、
さらに体調不良を訴える人が増えると考えられ、マスクを着用するなど
対策に当たってほしい」と呼びかけています。
*+*+ NHKニュース 2011/02/05[19:26:21] +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110205/k10013879481000.html