【政治】幼稚園の私学助成廃止へ 政府、新子育て施策で

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1かなえφ ★
 政府は27日、私立幼稚園に対する運営費の補助に当たる「私学助成」について、幼稚園と
保育所の一体化施設「こども園」が創設される予定の2013年度をめどに廃止する方針を固めた。

 文部科学省の私学助成と厚生労働省の保育所運営費と合わせて「幼保一体給付(仮称)」に
一本化し、二重行政の解消など幼保一体化の成果を打ち出す狙いがある。政府は、新しい子育て
施策「子ども・子育て新システム」関連法案に盛り込み今国会に提出する方針だが、幼稚園サイド
から強い反発も予想され、調整は難航しそうだ。

 給付の対象は国の基準を満たすこども園、乳児保育所、幼稚園。受け取るには、職員1人当たりの
子どもの人数や施設の設備基準を満たす必要があるほか、子どもが入園を希望した場合に正当な
理由なく入園を拒否できない「応諾義務」を負う。保育サービス料も原則、国が定める公定価格に
従わなければならない。

 このため、政府関係者は「幼稚園として残る施設についても保育所機能を持つようになり、事実上
のこども園化が進むだろう」と話している。

東京新聞 2011年1月27日 21時59分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011012701000911.html