菅首相の施政方針演説に対する代表質問が行われた26日の衆院本会議は、首相の答弁漏れに
自民党が再答弁を求めたが、そのまま散会となる異例の展開となった。
首相は、小池百合子自民党総務会長の質問のうち、
〈1〉予算修正に対する見解
〈2〉一票の格差が解散権を縛るか
――に答えなかった。
首相が答弁漏れに気づかず、ひな壇に戻ると、議事進行係の民主党の小宮山泰子氏が散会動議を
提案。自民党は再答弁を求めて民主党に「場内協議」を呼び掛けたが、民主党が応じず、一時、
議場内は騒然となった。結局、議長役を務めていた衛藤副議長が散会を決めた。
自民党幹部は「答弁漏れのまま場内協議にも応じないで、何が『熟議』だ」と怒りを隠さず、
衛藤氏は自民党に「改めて与野党間で協議する」と説明している。
▽読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110126-OYT1T00862.htm