【鉄道】新幹線トラブル、運行担当者の誤解原因 JR東が謝罪

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1上品な記者φ ★
 JR東日本の五つの新幹線すべてが17日に一時運休したトラブルの原因は、運行担当者がシステム表示の仕組みを知らずに不具合発生と
誤解したためだったと同社が18日、発表した。
15日に一部が約4時間運休したトラブルは、架線の摩耗や劣化を作業員らが点検で見落としていたという。

18日に記者会見したJR東の宮下直人常務は「人為的ミスだった」と謝罪した。

17日のトラブルは東北、上越、長野、山形、秋田の各新幹線の運行を一括管理するシステム「COSMOS(コスモス)」で起きた。
都内にある新幹線運行本部室内のダイヤ管理用モニター22台すべてで到着予定時刻を示す線が消え、担当者がシステムの
不具合が起きたと考えて全列車を約1時間15分止めた。

JR東によると、この日朝、雪で福島県内の東北新幹線のポイントが故障し、24本の列車のダイヤを変更することになった。
この際、修正必要箇所がシステムの上限の600件を超えたので線が消えたが、担当者は不具合と勘違いした。

担当者は表示の仕組みも修正上限数も知らされていなかった。また、システム導入から15年以上たち、列車本数は4割増えたのに、
上限数は当初のままだったという。

15日には小山駅(栃木県小山市)近くの架線の保護線が切れた。
摩耗・劣化が直接的な原因だったが、1年ごとに目視点検する作業員らは気付かなかったという。(宮嶋加菜子、小林誠一)

http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY201101180470.html