【コラム/毎日】同窓会のため連絡先をネットで検索しても見つからず…夫婦同姓の現行制度は改めて不便だと感じた

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1おじいちゃんのコーヒー ◆I.Tae1mC8Y @しいたけφ ★

今年早々、大学の同窓会に顔を出した。当時からモテていた
A君の「今? 結婚している状態」という微妙な発言に、
女子一同が「同せい中?」「離婚調停中かしら」などと大騒ぎに。

 A君のモテっぷりはともかく、男性は結婚や離婚、再婚をしても、
姓が変わることがほとんどない。一方、女性は改姓することが多く、プライバシーが半ば強制的に公開されてしまう。

同窓会開催のための連絡先探しでも気になることがあった。
ネット時代、意外と検索などで消息の手がかりがつかめるのだが、
人知れず改姓しているとお手上げだ。夫婦同姓の現行制度は、女性の
キャリア形成に不利と指摘されてきたが、社会的なつながりを保つのにも不便だと改めて実感した。

 法制審議会は15年も前に選択的夫婦別姓導入を答申したが、実現していない。
自民党は導入反対だから、菅民主党が導入すれば<我々が社会を変える>
という強いメッセージになると思う。それに「うちは同姓」「当然別姓だ」
などと同窓会も盛り上がる。無論「A君は?」の質問でも。【太田阿利佐】

http://mainichi.jp/select/opinion/yuraku/news/20110118dde041070055000c.html