・アニメ「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」の名前で子どもたちにランドセルなどを送る
「タイガーマスク運動」が全国で広がっているが、それに関連して原作のコミックに注文が殺到。
宴会の余興などで使われるかぶり物も売れており、ちょっとしたタイガーマスク特需が起きている。
「タイガーマスク」は梶原一騎さん原作、辻なおきさん作画の漫画。1969年から71年にかけ、
アニメ化もされた。児童養護施設出身の伊達が覆面レスラー、タイガーマスクとしてリングに
上がり、ファイトマネーで資金難の施設を支援するというストーリーだ。この「運動」の影響で
タイガーマスクの原作コミックに注文が殺到しているという。
講談社は「タイガーマスク」(1〜7巻)と続編「タイガーマスク2世」(1〜2巻)を漫画文庫として出版。
同社担当者によると13日までに各巻約1500件の注文が全国の書店から寄せられた。
「テレビ各社が取り上げた影響だと思います。万とかの数字ではないですが、過去の名作漫画
中心の漫画文庫では異例。各巻2000〜3000の在庫があったのですが、残り僅か。増刷するか
どうかは今度の動向を見て考えます」と話している。
さらに、宴会の余興などで使われたりするタイガーマスクのかぶり物も大人気だという。
楽天市場で宴会用の仮装コスチュームをオンライン販売している会社では、タイガーマスクの
ゴム製マスクに、この1週間ほどで約100件の注文があり、現在品切れ。他の販売会社も同様で、
メーカーからいつ入ってくるかも分からないという。
製造元のオガワスタジオによれば、1月11日〜13日の3日間で200件の注文があり、現在生産が
追いつかない状況だという。現在一番人気なのが「戦場写真家」のマスクで、これと比較すると、
タイガーマスクの注文は数では劣るが、作るのは大変だという。
同社役員は「黒い部分は全部手書きで、目や牙も別パーツ。虎のレモンイエローを出すのにも、
スプレーガンで下地に白を使って、その上に黄色を塗っている。慣れた人だと『戦場写真家』は
1時間に20〜30個作れるのですが、タイガーマスクは2〜3個。弊社の商品では一番大変」と
話している。(抜粋)
http://www.j-cast.com/2011/01/14085479.html?p=all