『正論』 03年6月
西村博之「2ちゃんねるが右の人が多いように見えるというのは、ように見えるだけで、
右の人が多いかどうかというのは別だと思うんですよ。右に行ってる人って一生懸命連呼するんですよね」
大月隆寛「ああ、なるほど。右って一生懸命「右でーす」といいながらやるもんね。どうしてかな」
西村「右の人たちって、最後の根拠のよりどころが感情だったりするじゃないですか」
大月「ああ、それはあるね。左翼は理屈なんだけど右翼って突き詰めると情緒、感情だからね。だから論破はされない」
西村「そうすると、感情だから伝えたいというすごいモチベーションが真ん中にあって……」
大月「汗かいて伝えようとするのね、頑張って。朝生に出てきた西尾幹二さんみたいなもんだ(笑)
やたら熱いのね、どういうわけか。折伏にかかる、説得にかかるからね」
西村「そう。左の人って、何か言われたらすごい熱心に反論するけど、言われなければ黙っている、
みたいな感じがあるんですよ。右の人は何も言われなくてもガンガン宣伝したがるっていうか」
大月「左の方が頭良くて右はバカだっていう図式も根強くあるよね」
西村「論理と感情だとそうなっちゃいますよね」
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「暇な人と感情の量が多い人がネット全体を占めているように見られがちで、問題だと思っている」
―ひろゆき氏はこう話す。ネット上で大騒ぎになっているように見える話題でも、実はほんの数人が大量に発言し
炎上させているだけ―ということも少なくない。
例えば、2ちゃんねるは、萌えアニメや竹島問題などで盛りあがるが、これらは「大多数にとってはどうでもいいが
アニメ好きな人や竹島について話したがる人が熱心」なだけとみる。ブログやニコ動での炎上問題も同様だ。
「宣伝履歴」から、動画を宣伝している人の数が分かる 「バカが騒いでいて、『こいつらみんなバカ』と
思われるのは嫌じゃないですか。荒らす人や騒ぐ人は100人に1人や1000人に1人。
でもその人たちが大量に批判コメントして動画を炎上させると、まるでみんな批判コメントを書いているように見える。
すごく少数の人がやっているのに、メディアに取り上げられて、より多くの人が集まって、という悪循環が起きている」
ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/06/news018.html