韓国国土海洋部は、日・中・韓の海底トンネルに対する基礎研究を交通研究院に調査を依頼し、
「海底トンネルは経済性がない」の結果が出たことについて、海底トンネルの推進を中断すると明らかにした。
5日付けで韓国の複数メディアが報じた。
交通研究院は、◆仁川(インチョン)〜威海◆華城市(ファソンシ)〜威海◆平沢(ピョンテク)・唐津(タンジン)〜威海
◆甕津(オンジン)〜威海など4つの中韓海底トンネルと、釜
山(プサン)〜対馬〜福岡を連結する日韓海底トンネルに対する妥当性を検討した。
その結果、100兆ウォン(約7兆3000億円)に達する莫大(ばくだい)な投資の費用便益比(B/C)が基準値の0.8に達しないことが確認された。
国土部の関係者は、「20年以上にわたる建設期間と100兆ウォン以上の費用を投入する海底トンネルは経済性が劣る」とし、
海底トンネルの推進は難しいとの見方を示した。
「日韓海底トンネルの場合、われわれが資金を投入して日本の大陸進出を助ける必要はない」と伝える韓国メディアもみられた。
一方、日・中・韓の海底トンネル計画を中断することによって、
海底トンネルの恩恵を受けると見られていた韓国企業の株価も下落傾向となった。(編集担当:永井武)
サーチナ 【政治ニュース】 2011/01/05(水) 12:25
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0105&f=politics_0105_008.shtml