【政治】「メディアが悪い」 菅首相と小沢氏が奇妙な一致

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1出世ウホφ ★
菅直人首相は5日、菅内閣のブログで4日の年頭記者会見に関する報道が小沢一郎元民主党代表の進退問題に偏っていると不満を漏らした。
小沢氏も5日放送のBS11の番組で報道機関を「旧態依然」と批判。政治とカネの問題で対立する2人が、奇妙にもメディア批判で歩調を合わせた。

「会見に関する報道では、小沢氏に関することばかりが大きく取り上げられている。この欄では、報道では十分に伝わっていない私の真意を伝えていく」

首相は内閣のインターネットサイト「KAN−FULL BLOG」でこう発信した。タイトルは「反転攻勢の年が明けた」。
4日の会見で貿易自由化促進、社会保障・税制改革に触れたと強調したほか、5日夜の民放番組出演を予告し、
「じっくり考えを語らせていただく」と宣言した。

小沢氏も報道機関を「旧態依然で発想がものすごく古くさい。戦前、軍部の太鼓をたたいたのはメディアなのだから、
しっかり勉強して報道してもらいたい」と発言。ネットメディアへの露出を重視している理由を「ストレートで直接、真実が伝わる」と強調した。

もっとも、首相は年頭記者会見で「小沢氏にも自らの問題について国会できちんと説明していただきたい」などと小沢氏の問題を切り出していた。
小沢氏も政治とカネの問題を国民に説明すると約束しながら一向に果たさないままで、2人とも自らの責任を棚に上げ、報道に八つ当たりした格好だ。

産経新聞 1月5日(水)22時46分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110105-00000614-san-pol