・2010年10月9日、香川県まんのう町で行われた大乱交パーティ事件(約50人が関与)の
初公判が、12月15日、高松地裁で開かれた。事件発覚当初から「趣味の会」である
乱交パーティの違法性については議論の分かれるところとなっていた。
そのため、この裁判でも「公然わいせつ」の定義である「不特定または多数の人が認識しうる
状態だったか」が争点となった。
パーティを主催したサークル代表である被告の男は「納得いかない。乱交自体は悪くない
ものです。営利目的でもなければ、誰も被害を受けていない」と主張した。白熱した裁判の中でも
出色だったのが、検察官と被告の激しいやりとりだ。検察官が詰問する。
「『讃岐ノ乱』(乱交パーティの名前)の時、私は(ロッジの)近くにいましたが、あなたたちの
喘ぎ声が丸聞こえでしたよ。もし家族旅行に行った先で40数人の乱交パーティがあったとき、
どう思いますか!」
被告の答えがふるっていた。
「参加者全員が(セックスを)やってるわけじゃない。それに僕はオープンな性格なので、
子供に説明します。“(世の中には)そういうことをする人がいるんだ”と」
ところが、女性裁判官の鋭い質問には、被告も弱り果てていた。被告には妻子があるのだが、
そのことについて尋ねられたのだ。
「奥さんは、あなたがこういうことをしていることを怒っていないですか?」――思わぬ問いかけに
言葉が一瞬詰まった被告。「怒ってます……。世間には僕のことのすべてが分かってしまい、
親や妻に迷惑をかけました。もうこりごりです。(乱交)サークルをやるのも、参加するのも
控えたい……」
http://news.livedoor.com/article/detail/5244529/